2021年12月17日(金)第6回定例会最終日の本会議にて、片峯市長から副市長選任議案が提案され質疑が交わされました。どんな方が副市長として選任されたのか?その方が選ばれた経緯とは?人件費はどのくらいかかるのか?いま副市長を2人にすることで目指した飯塚市の未来とは?
前半では要点だけまとめた一問一答を。(5分程度で読み終えます)後半では記録に残る動画から全てのやりとりを文字起こしした詳細な議事録を表記しました。ぜひこのやりとりをご覧頂き飯塚市のこれからを考えるきっかけにしていただければと思います。
議員質疑及び市の回答要約
以下の表は金子議員及び川上議員による市への質疑と市の回答を要約したものです。
質疑後の討論、就任の挨拶を含む全文は後半に記載しています。
[金子議員]藤江美奈氏のプロフィールについて詳しく教えて下さい。 |
[人事課長]まず、日本航空では国際線の客室乗務員や客室訓練部の教官として新人教育など、次の山梨県立大学では学務課に所属され、入試や広報および国際交流の業務や就職セミナー講師担当など、キャリアサポート業務などに、次の立命館アジア太平洋大学ではキャリアオフィスに所属され、ガイダンス企画運営担当ビジネスマナー講座の講師、企業開拓や企業対応などに加え産学官連携事業などに、次の国立大学法人九州工業大学では高大継続・教育連携機構に所属され入学者選抜に係る各種調査や検証、高大連継続の推進に係る業務研修会講師や学生の相談業務などに携わっていました。内閣府男女共同参画局では男女間暴力対策課に配属され、男女共同参画社会の形成を阻害する暴力の防止および被害者の保護に関する事務の企画立案、実態調査研究事業などに携わっています。 |
[金子議員]この選考の経過、いつどのように話がまとまっていったのか教えて下さい。 |
[市長]梶原副市長さんが急逝され、100日が経過し10月末ぐらいから、副市長がもうひとりいないと様々な飯塚の課題やプロジェクトをスピーディーに解決するのは難しいと判断しました。まず現状の課題等を考え、女性が活躍できる飯塚市にするために女性登用ということを第1にして複数名の候補を想定、その中で最も多くの経験を積み多岐にわたって本市で力を発揮できる方という視点から藤江美奈氏が浮上。上京し本人と上司の方と直接お話をして、現在お勤めの内閣府の方のご理解を頂く。「任期途中ではありますが、故郷飯塚市のために頑張ろうと思います」というありがたいお気持ちを聞いたので、この方を任命することでお話を進めさせていただきました。 |
[金子議員]実際にお会いしたのはいつですか? |
[市長]まず最初にお会いしたのは、今から2年〜3年前、東京で開催された九州工業大学の創立60周年記念式典のとき。そのときに、安永教授から自分のところでお仕事している非常に素晴らしい方がいると紹介された。業務に対する姿勢と対人関係能力、調整力の高さについてお話を聞き、すごく印象に残りその時点で名前を聞いて、私の知り合いの方にも当たるということを知った。私の中学校時代の恩師の姪御さんにあたられるということをその時知った。 次に、お会いしたのは内閣府男女共同参画局の主任とのお食事の際。女性も活躍できるような飯塚市になることが、飯塚市の社会的発展そして経済的発展、双方のために必要だとの思いから、上京して内閣府男女共同参画局でお話をする機会をいただき、そのあとのお食事の際に主任から紹介をいただいた。そのときに、なぜいろんな経験を積んで、スキルアップ、キャリアアップしようとする志がおありかということを聞くのと同時に、こんな方が飯塚地元飯塚で活躍してくれたらいいのになと思った。 それ以降は今年入り、何度か飯塚市でお会いしている。副市長と総務部長にも面接に近いような形で実際に会い、いろいろやりとりする中で、私も含めて3人とも大変素晴らしい方だという話に。今後大きく市のためお仕事してほしいという気持ちを持ちました。 |
[金子議員]市長は今回の市長選のときに飯塚男女共同参画推進ネットワークが出した「副市長について女性の登用をどう考えるか」という公開質問状に対して「適当と思われる人物が見つからない」というふうに答えている。この間どういうふうに男女の登用について変わってきたか教えて下さい。 |
[市長]大前提として、特別職のみならず男女問わず優秀で志のある方が登用されるべきである。住みつづけたいと思えるような温かみのある飯塚市にするという目標を考えたとき、次につないでくれるような人材を意識した。今は軌道に乗っている。次の段階で市の課題を考えたとき女性の活躍できる飯塚市が必要。その道を切り開くのも私の使命。 |
[金子議員]SDGsのジェンダー平等を考えたとき男女共同参画を進めることは重要です。女性が問題を解決し、その意思決定の過程に女性がいるのは大変貴重なこと。しかし、依然副市長が2人必要かというと疑問が残る。選定した理由をもう一度お聞きしたい。 |
[市長]まず24年ぶりに住宅地としての地価が上昇しました。これは飯塚市が市外や専門業者から魅力的な土地との評価を得たということです。次にゆめタウン、沢井製薬の進出という若い方々にも、地元で働いて暮らしていただけるような環境が整ってきました。これにより人口減少にも大きく歯止めをかけることができると考えます。そしてスポーツツーリズムについても、リトリート、新体育館ができます。そういう中核施設を柱として、文化施設としての嘉穂劇場も市の所有となり、これを機に飯塚市の文化振興のみならず分担によるツーリズム、つまり外から誘客を図ることができるような、本市の分担の流れを作る。まさにこの流れをしっかり捕まえて、次のさらなる元気な飯塚市作りに繋げていくためには、副市長2人というようなことが必要です。梶原副市長の総合的判断力、様々な経験に基づいた助言。新たな分野については、藤江美奈氏の手腕を発揮していただきたいと期待しています。 |
[金子議員]市長として、残りの任期3年の中で特にこの男女共同参画として進めていかなければならない政策は何だと思われますか。 |
[市長]3つあります。1つ目は生まれてから亡くなるまで、女性として、どういうところで不利益を被っているのか、そのことをきちんと再整理する。これは男女共同参画課だけでできる仕事でない。他の課にも多岐に渡ることなので、まとめ役を彼女に期待している。次に、管理職に占める女性の割合について。関係団体との懇談会でクォーター制の話もでますが、人材育成こそ近道と考えています。係長、課長補佐、課長となれるようなトータルの人材育成を行います。最後に女性も活躍できる地域作りのために、女性が働きやすい環境設定をしていくことが必要だと考えます。 |
[金子議員]副市長が1人増えた場合、費用はどのくらいかかるのか? |
[人事課長]月額80万円、期末手当を含めて年間1,255万円かかります。 |
[川上議員]現市政に副市長は2人必要ないと考えます。今年3月定例会では3つの課題があり、①つ目は全国的課題から少子高齢化対策、AI社会での格差拡大対策、本市独自の課題として市立病院の維持・運営の見直し。②つ目は上下水道の老朽化や老朽施設の改修改築。③つ目がゴミ処理施設等の老朽化対策。これら問題解決の方向性の見通しが立つまでは少なくとも2人体制、その後に再考するという話であった。本市独自の問題は3点あるが既に見通しが立って、2人を縮小する時期・局面という判断はないのか。 |
[市長]コロナ明けでも未来に発展していく飯塚市にしたいと考えている。そのために、コロナ対策期間中でも様々な計画を継続している。先の質疑にあったように、新たな課題や女性の活躍できる社会等、支え合い助け合いができる飯塚市にしたいと考える。そのようなソフト面での事業推進のためには、特別職、副市長2名体制でスピーディーに、かつ未来に向けて進めることが極めて重要な時期であると考える。 |
[川上議員]理解できない。本市の課題との関係で、現在副市長が2名必要な理由を伺いたかった。①市立病院については守っていく仕事があり、再編統廃合、ダウンサイジングなど国の考えもある。②上下水道については条例を変えて現実的には民営化準備を進めている。③ゴミ処理施設は大規模施設を作ろうとしてプレゼンを終えている。今まで大きな変化はないと市長は言ったが、議会の参加者はずっと飯塚に住んでいる。今の副市長が市長と一緒になって2人で頑張れば大きな変化は起こせるはずだ。片峯市長と、現副市長と、さらにもう一人必要な理由がわからない。上記3点についての判断理由を聞かせて欲しい。 |
[市長]質問の意味がわからない。3月議会では、ポストコロナの時代も進化かつ元気な飯塚市にするため様々な取り組みを実施しなければならないことを大前提として話していた。本市だけでなく今の質問内容も現実問題としてあるが、それらを全てやらなければならないと3月議会で話した。一部だけを取り上げてできていると言われるのは納得がいかない。 |
[川上議員]副市長選定の際、色んなところで食事したことは分かったが、副市長とはそのような探し方で議会に提案するものなのか。全国には副市長について、必要条件をつけて公募をかけ、選定委員会を設けて基準を明確にし、公正かつ透明に客観的評価を行なって人物を選定する自治体もある。今の話だと秘書を作っているのと同じ手法に思える。副市長は市民の命・暮らし・福祉の増進に貢献すべき人物であり、市長個人が気に入った等で選んで良いのか。どういう基準で副市長を見定めたのか聞かせて欲しい。 |
[市長]特別職の選定は飯塚市政を担う原動力として、市長とともに仕事してくれる方ということで、大きな期待と自身の責任を持って人選にあたっている。今回の提案は藤江さんの経験等も考慮し、総合的に藤江さんを置いて他にないという判断のもと上程した。 |
以上
公開済み動画内音声の文字起こし全文
議員質疑は赤文字、青文字は市の回答文で、それ以外は黒文字で表記します。
令和3年第6回定例会(最終日:12月17日(金))の公開済み動画はこちらから
ー以下全文ー
[議長]
次に、議案第121号副市長の選任について議会の同意を求めることを議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
[片峯市長]
ただいま上程されました議案第121号の副市長の選任につき、議会の同意を求めることについてご説明いたします。議案第121号は、藤江美奈氏を新たに副市長として選任したいと存じますので、議会の同意を求めるものであります。よろしくお願いいたします。
[議長]
提案理由の説明は終わりました。お諮りいたします。本案は、会議規則第36条第3項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
ご異議なしと認めます。よって本案は委員会付託を省略することに決定いたしました。質疑を許します。質疑はありませんか。5番金子加代議員。
[金子議員]
すいません議案はわかりましたけども、提案されてる方のプロフィール等について、もう少し詳しくお知らせください。
[人事課長]
ただいま質問でございました。今回提出いただきさせていただいております議案、藤江美奈氏の経歴についてご説明をさせていただきます。
まず、日本航空では国際線の客室乗務員や客室訓練部の教官として新人教育などに携わっておられます。
次の山梨県立大学では、学務課に所属され、入試や広報および国際交流の業務や就職セミナー講師担当など、キャリアサポート業務などに携わっておられております。
次の立命館アジア太平洋大学では、キャリアオフィスに所属され、ガイダンス企画運営担当ビジネスマナー講座の講師、企業開拓や企業対応などに加え産学官連携事業などに携わっておられます。
次の国立大学法人九州工業大学では、高大継続・教育連携機構に所属され入学者選抜に係る各種調査や検証、高大連継続の推進に係る業務研修会講師や学生の相談業務などに携わっておられます。
内閣、内閣府男女共同参画局では、男女間暴力対策課に配属され、配偶者からの暴力をはじめとする男女共同参画社会の形成を阻害する暴力の防止および被害者の保護に関する
事務の企画立案、実施が業務とされておりまして、主な業務といたしましては、DV相談プラス分析調査研究事業、配偶者等に対する暴力の加害者構成に係る実態調査研究事業などに携わっておられております。
[議長]
他に質疑ありませんか。5番金子加代議員。
[金子議員]
はい、ありがとうございました。ディレクションが少し詳しく述べていただきましたのでわかりましたが、最後の熊本大学大学院入学で現在に至るって書かれてありますが、どのような運営、勉強されてるのか教えてわかれば教えてください。
[人事課長]
熊本大学大学院におかれましては、社会文化科学教育部に入学されておりまして、記載の通り、令和4年3月に終了見込みということでございます。
[議長]
他に質疑はありませんか。5番金子議員。
[金子議員]
履歴の方はありがとうございます。では、この選考の経過、いつどのようにどこで話がまとまっていったのか詳しくお聞かせください。
[片峯市長]
さっきの代表者会議の中でもご質問いただきまして、同様のご質問いただきまして、その際には概要を報告させていただきましたが、梶原副市長さんが急逝されました。
当初は皆様方と同じように次のことを考えるとかいうようなことについて、その気にもなかなかなれずに、また急ぎそういうこともするべきでないという、自分自身の中で思っておりましたので、だいたい100日が経過して、10月末ぐらいから、しかしながら、様々なプロジェクト。それから課題等を考えたときに、もう1名の方いらっしゃらないと非常にスピーディーに物事を解決するには難しいというふうに判断しましたので、副市長の選任をしようと思ったところです。
そう思ったときにね、課題を考えたときどういう形がいいかということも考えまして、正直言いまして、男女共同参画推進、女性が活躍できる飯塚市にするためには、女性登用ということを第1にして、自分の中で、複数名の候補を想定いたしました。
その中で、最も多くの経験を積んでいらっしゃって、多岐にわたって本紙でお力を発揮できる方ということで、この方というように自分の中で決めまして、ただ自分の中で決めても現実、内閣府の方でお仕事されてましたので、そこへのリサーチも含めて上京して、上司の方等ともお話をする中でやはりこの方にぜひしたいというふうに思いまして、内閣府の方のご理解をいただいて、そしてご本人にお話をして、故郷の飯塚市のためになら、まだ任期途中ですが、頑張ろうと思いますというありがたいお気持ちをお聞きしたので、この方を任命することでお話を進めさせていただいた次第でございます。以上です。
[議長]
5番金子加代議員。
[金子議員]
ありがとうございます。10月末から少しずつ考えることを始めて女性を雇用する、参画を進めることを第1に考え、複数名の候補者があったけれど、その中で多くの経験をされて多岐にわたる活動が期待できるから、彼女がいいのではないかというふうに考えられたということでよろしいですか。
[片峯市長]
はい。
[金子議員]
実際にお会いしたのはいつなのか教えていただけますか。
[議長]
片峯市長。
[片峯市長]
そうですね、せっかくお尋ねいただいてますから正確にお話をしましょう。
この件に関してお会いしたのは今申し上げたようなときですが、まず最初にこの方にお会いしたのが、九州工業大学の創立60周年記念式典が東京でありました。確か今から2年前だったと思います。3年前、すいません。
そのときに、今のざっと部長なさっています安永教授から実は自分のところでお仕事なさっている方で非常に素晴らしい方だと、実は飯塚出身なんだということでご紹介をいただきました方が藤江美奈氏でございます。
安永教授につきましては教育もしていただいてますので、その方の人物なり、知見なり、私は尊敬してるんですが、その方がそこまでお褒めになるのかと。業務に対する姿勢と、対人関係能力、調整力の高さについてお話されますとそうなんだということですごく印象に残りましたし、その時点でお名前を聞いて、私の知り合いの方にも当たるということを知りました。面識はそれまでありませんでした。
意味わかられますかね?
はい。私の中学校時代の恩師の姪御さんにあたられるということをその時知りました。
次に男女共同参画について、女性も活躍できるような飯塚市になることが、飯塚市の社会的発展、そして経済的発展、双方のために必要だと強く思ってますので、その男女共同参画の社会を実現するために何が必要かということについて、上京した折に、男女共同内閣府の男女共同参画局の主任さんにお願いしてお話をお聞きする機会をいただきますと。
その後ですね。お食事を一緒にさせていただいたんですが、そのときに、その方は藤江さんをお連れになって、自分のところの職員です、と。実は飯塚出身ですよっていうのがね。そのときが2度目の出会いでした。正直驚きました。九工大で働いていらっしゃるものと思ってましたので、今、内閣府の方なんだと。しかも男女共同参画推進局さんだということで、
そのときに、なぜそんなふうに、いろんな経験を積んで、スキルアップ、キャリアアップしようとする志がおありなのかということをお聞きすると同時に、こんな方が、その時も既に思いました。こんな方が、今のようなポジションということは別ですよ。こんな方が飯塚地元飯塚で活躍してくれたらいいのになと思いました。地元で仕事とかは考えられないんですかというようなお尋ねもいたしました。それが2回目でございます。
それ以降は今年入りまして、先ほど言いましたような時期にはそれを前提として、飯塚の方にちょうど業務でみえるときに飯塚にお呼びいただきました。他の物事は合理的に進めるということを信条としてますので、自分の感覚では素晴らしい方だと。履歴もすごいと。んで思いましたが、自分の個人の感覚だけで人事を進めるということについてはどうかとも思いましたので、あえてお願いをして、副市長と総務部長にも口幅ったようですが面接に近いような形で僕はこう考えてるような人だけど、実際にあの会っていろいろやりとりする中で、
意見をいただきたいということでお会いしていただきまして、で、それぞれ私も含めて3人とも、あの大変素晴らしい方だと。今後、大きく市のためお仕事してほしいという気持ちを持ちました。そういうことでございます。
[議長]
5番金子加代議員
[金子議員]
ありがとうございます。私も何度も言ってますように、私はこの飯塚市が男女共同参画推進ということがやっぱり遅れていると思っておりますので、大きな力を発揮していただけるのではないかというふうに思います。
その上で話を聞かせていただきたいんですけども、市長は今回の市長選のときに飯塚男女共同参画推進ネットワークが公開質問状を出されました。その質問状の回答として、
副市長について女性の登用についてどう考えるかっていう質問があったときに、適当と思われる人物が見つからないというふうに記載されております。それがおそらく2月ぐらいではないかと思いますが、その間から今までどういうふうにその男女の登用について変わってきたか、もう少し詳しくお知らせをお伝えください。
[議長]
片峯市長。
[片峯市長]
私はこれ特別職ということのみならず、職員の採用、それから市役所もそうですが、他の場面でも男女問わず、本当に優秀で志のある方が登用されるべきである。これは大前提でございます。その当時の市を考えたときに、私も今65でございます。年明け3月には66になります。それらの任期のことも考えて年数を考えたときに、私の後継者というよりも、市政を、元気な飯塚市、そして、住んでいる人たちが、住み続けたいと思ってくださるような温かみのある飯塚市にしたいという目標を考えたときに、次に繋いでくれるような人材をということを意識しました。2月でした。それで、お願いをいたしました。今それがその面は大いに軌道に乗っているというように私は思っています。そうすると、次の段階で、市の課題としてより市が先ほど言いました、飯塚市の社会としての経済としても、未来に繋がるようなことには男女共同参画推進の理念に基づいて、女性も活躍できるような飯塚市にすることが必要というのは、これも大きな、その道を切り開くのも私の使命だと思いましたので、今回の選考に至った次第でございます。
[議長]
5番金子加代議員。
[金子議員]
SDGsのジェンダーの平等っていう、5番目に掲げられているところがよく言うんですけど、17個の目標のゴールの中でも、その根底を成すものだということなので、ジェンダー平等、また男女共同参画を進めることは必要だし女性が色んな問題を解決していく、その意思決定の過程のところに女性がいるというのは大変貴重な存在になるのではないかと思いますが、私はどうして2人なのかなって思うわけですよ。1人でもいいのではないか、何で1人ではいけないのか。
また、今までの梶原副市長も大変な功績を残されております。かなり違う方だと思いますが、選定した理由というのをもう一度教えてください。
[議長]
片峯市長。
[片峯市長]
2点お尋ねになりました。確か3月議会だったと思うんですが、なぜ2人なのかということで色々とやりとりを、本会議場もしくは委員会の中でさせていただきました。
飯塚市、今のすごく、元気なまちになりつつあります。または、なってきました。
例えば、やめときましょうね。諸々の件で。
三つだけ例を挙げます。まず24年ぶりに住宅地としての地価が上昇しました。これは市外から見たときもしくは専門業者から見たときにこの地域が進むということに当たって魅力的な土地であるという評価を得たということです。24年ぶりです。ご承知の通り次に、ゆめタウン、そして沢井製薬の進出という、若い方々にも、地元で働いて暮らしていただけるような環境が整ってきました。これによって人口減少にも大きく歯止めをかけることができるものと思っております。そして三つ目は、スポーツツーリズムについても、リトリート、そして今度新体育館が出来上がります。そういう中核施設を柱として、スポーツツーリズムそして今日の議会でのやりとりになりましたが、文化施設としての嘉穂劇場も市の所有となりますので、これを機に、飯塚市の文化振興のみならず分担によるツーリズム、つまり外から
誘客を図ることができるような、本市の分担の流れを作りたいと思ってます。
そのような中でですね、今、形としてはそういうふうに進んでるんですが、一つだけ例を挙げさせてください。ゆめタウンで約1200人規模の従業員が新規に生まれます。沢井製薬で400から500名生まれます。この中に多様な働き方ができるようなシステムを入れることによって、若い人たちはもちろん、高齢の方が、週に3日でも仕事したいなという人の、雇用の場ともなるように、企業とも相談をしたいと思ってますし、子育て中の女性の方が、子育てがあるから短時間労働もしくは週3日の労働はしたいけどっていうような方でも雇用ができるような仕組みも整えていく必要がありますし、もう一つ、そういう方々が飯塚に住んでそこで働いてくれるような仕組みを作らなくてはいけません。まさにこの流れをしっかり捕まえて、次のさらなる元気な飯塚市作りに繋げていくためには、副市長2人というようなことが必要でございます。
はっきり言いまして、今までそんなふうに市がどんどんどんどん変化して動いてきたことは僭越ですが、私が見る限り、僕ずっと飯塚市なんですがなかったように思っています。それだけやることやるべきことがたくさんある中でございます。というのが最初の質問への答えです。
次はこれは私が見る限り、梶原副市長さんの総合的判断力とか、様々な経験に基づいたいろんな主助言とかいうようなことについて、大変私も育てていただきましたし、支えていただきまして感謝しています。その素晴らしさを防ぐ必要がこの半年余りで、本当に引き継いで、それを吸収してやってきていただいていると思いますので、それらの分野については、副市長が担当してくれるでしょうし、先ほどやりとりしておりますような課題だとか、新たな分野については、藤江美奈氏の手腕を発揮していただきたいと期待しているものでございます。以上です。
[議長]
5番金子加代議員。
[金子議員]
ありがとうございます。つまり、2人体制でいろいろな事業を今やっていてたくさんやるべきことがある。どんどん飯塚市が変わっていって、やるべきことがたくさんある。そしてその中の役割分担としては、今までの梶原副市長の分を副市長が引き継いで、引き続いてくれるのではないか、そしてまたその新しい分野をかなり藤江さんにお願いできるのではないかというふうに考えているということでよろしいですか。
[片峯市長]
はい。
[議長]
5番金子加代議員。
[金子議員]
ありがとうございます。新しくやろうとされていることに対して、もう少し具体的に教えてください。
[議長]
片峯市長。
[片峯市長]
最終的にはですね、今のところ私と久世副市長の間で、決裁規定というのがありますので、それぞれの部の決裁をどちらの副市長がするのか。というようなことがまず一つあります。
それらについても打ち合わせをして、案はありますが、何分、やはりこういうことはご本人、決めていただきましたら決められた後その方も入れながら理解をいただいて進めることの方がよろしいと思っておりますので、この場では、藤江美奈さんのこれまでの経験等を考慮し、女性も活躍できる地域作りを始め、副市長としての業務分担を、特に3人と総務部長も入れた中で検討していきたいと。
[議長]
5番金子議員。
[金子議員]
ありがとうございます。もう少しというかですね、私としてはそれこそ男女共同参画って本当に広い分野で、いろんな政策を打っていくことが必要だと考えますが、市長として、男女共同参画の中でも、特に市長は任期があと3年ともう少しあると思いますが、その3年の中で、特にこの男女共同参画として進めていかなければならない政策は何だと思われておりますか。
[議長]
片峯市長。
[片峯市長]
今回の検討は広くてちょっとどうかなと思いますが、せっかくの機会ですから、三つにわたって、今の私の思っているところお答えさせていただきます。これからもっと藤江さんからも勉強させていただく必要があるでしょうし、関係団体の方からも勉強させていただきたいと思ってますが、今三つあります。
一つは、実は男女共同参画推進課の方にお願いを既にしているのが、生まれてから亡くなるまで、女性として、どういうところで不利益を被っているのか、そのことをきちんと再整理しましょう。そういうことがない飯塚市にするために何が必要か、一つ一つのそこで政策が生まれてくるというように話をしてます。これは男女共同参画課だけでできる仕事ではありません。他の課にも多岐に渡ることですので、そういうみかじめも彼女にしてもらおうと思ってます。
次に、毎年行ってます関係団体との懇談会の中でも、クォーター制つまり市の職員とくにあの管理職職員に女性登用ということを強く言われますが、管理職というのはすぐ生まれるものじゃないんですと、これは育成することと本人の資質能力の関係があるので、割合をこうだと決めることについて私は甚だそれについては疑問です。しかしながら女性が管理職として市の様々な政策で、ご意見を出されて活躍される、それは必要なことですから。まずは管理職になる前の係長さんの人材を育成し、そしてそれから今度課長補佐さんや課長さんになれるようなトータルの人材育成をやっていきますから、ご覧おきくださいというような話をしてます。実際にそれは粛々と進んでいるものと思っております。
三つ目に、最後になります。
女性も活躍できる地域作りのために、女性が働きやすい環境設定をしていくことが必要だと思っています。
以上です。
[議長]
金子議員、議題外に及びますので、質問についてはまとめていただくようにお願いいたします。はい、5番金子加代議員。
[金子議員]
はい、すいません。議題外というか、最後に報酬についてお聞きしたいんですけど、この議案が出されればどのくらいかかるか教えてください。
[議長]
人事課長。
[人事課長]
ただいまご質問にありました副市長の人件費でございますが、給料月額につきましては、80万円。期末手当が支給されますので、これが年間2.95ヶ月分、現段階の月数でございますがここで295万円、合計で年間が1255万円の人件費となります。
[議長]
他に質疑ありませんか。
はい、8番川上直喜議員。
[川上議員]
私は121号については2人必要かという角度と、それから、副市長選任議案上程に至る手法、これで良いのかっていう角度と、それから、真に男女共同参画推進に資するのかという角度でお尋ねしたいと思うんですけど。
まず、私は副市長のことについて言えば、片峯市政には副市長は2人は必要がないと。
それから、市民の立場に立つ女性副市長は必要だという立場でですね、今年3月定例会で副市長2人以内とする条例、及び副市長人事議案には反対の態度をとりました。片峯市長は3月定例会で、なぜ2人以内とするかということを問われて、全国的な課題としては少子高齢化対策があるでしょうと。それからもう一つは、AI社会での格差拡大対策があるでしょう。
本市独自の問題としては、市立病院をどう維持するか、運営内容の見直しという課題があります。総務委員会でですよ。
それから上下水道の老朽管や老朽施設の改修改築があるでしょう。二つ目。
三つ目が、ゴミ処理施設等の老朽化対策ということになってるんですね。この問題解決の方向性見通しができるようになるまでは、少なくとも2人体制と。見通しができたら、特別職全体でどう組合変えていくのか再考する時期が来るというような答弁なんですね。
それで、今の現状。
独自の問題は3点あるんだけど、独自の問題で3点との関係でもう見通しが立って、2人を縮小する時期だとかそういう局面という判断はないのか。お尋ねをしたいと思います。
[議長]
片峯市長。
[片峯市長]
私は今おそらく全国どこもコロナの関係で、地方経済、それから中小零細、市民の方々については非常に疲弊をしている状況であると思っています。
その中で、疲弊しているからということで、立ち止まってしまうような、おそらく行政は人口が減り規模も縮小していく、いわゆる衰退していく自治体になるものと思っています。
私は飯塚市をそんなふうにしたくありません。
コロナ明けでもしっかりと未来に発展していく飯塚市にしたいと思っています。そのためにはコロナの期間中も、次への様々な計画を途絶えさせることはなく、職員共々に、前に進んできました。ここで、先ほど金子議員ともやりとりをさせていただいたような、新たな課題、次に向けて本当に女性も活躍できるようにするだとかそれから、支え合い助け合いができるような飯塚市にしたいと思っている。そういうソフト面での事業推進のためには、まだまだ特別職、副市長2人制でスピーディーに、なおかつ未来に向けて進んでいくことが極めて必要な時期であると、そのように考えております。
[議長]
8番川上直喜議員。
[川上議員]
わかりません。私は病院のこと、上下水道のこと、ゴミ処理、新しい施設のことが、市長がこの三つを挙げて副市長2人にする理由だと、3月議会でおっしゃってるわけですよ。この三つの仕事との関係で、なお今副市長が2人いるという判断かとお聞きしたんです。
市立病院については守っていくって仕事ありますよ。向こうは再編統廃合の名前挙げてきてるんですから。病院つぶさなくても、潰すかもしれないけど、国の考え方はですよ。別の病院に移譲するとかいうようなことも縮小移譲とかいうようなことでもいいというわけでしょ。ダウンサイジングとか何とか言ってますよ。それから上下水道についてはね、民営化しないとか言ってるけど民営化準備も今進めているでしょ、現実的には。条例も変えたし。
それからごみ処理施設についても大規模なものを作ろうということで、プレゼンテーションももうやってるじゃないですか。広域組合の方で、こう考えてくると、今の副市長が市長と一緒になって2人で頑張ればね、大きな変化を、ずっと飯塚市に住んでますよ。ここにおられる方は。だけど、市長が見て、今まで大きな変化のときはないって言われたんだけど、2人で十分じゃないんですか?片峯市長と、今の副市長と、そこのところの、もう1人必要だってのがよくわからない。この三つの点について判断をちょっと聞かせてください。
[議長]
片峯市長
[片峯市長]
今の質問の意味がはっきりよくわかりませんが、私が3月議会で言いましたのは、今まさにポストコロナの後の時代をこの飯塚市が進化する元気な飯塚市になるために様々な取り組みを実施しなければならないということがまず大前提だと言ってるんですよ。そしてそれ以外にもということで、本市だけではなく今質問者がおっしゃっているような内容について、こういうことも現実問題としてあります。それらも全てやる、やらなければならないということで、その当時述べておりますので、この部分だけ取り上げてできてるじゃないか動いてるじゃないかと言われる分については、納得いきません。以上です。
[議長]
8番川上直喜議員
[川上議員]
そんなに興奮すると思わなかった。私はね、あなたが述べた中で、この三つのことについて、副市長が2人もいるような状況かと聞いてるわけですよ。あなたと、今の副市長2人がしっかり頑張れば大丈夫じゃないのかと、そこまで来てるんじゃないのかってことを聞いてるわけですよ。納得いかないわけね。あなたが言ったことだから聞いてるんですよ。
それからね、さっき、副市長どなたがいいかなということでいろいろ考えてみましたと、いろんなとこで食事したってことわかったけど、副市長というのはこういうふうに探して議会に提案するものなのですか?全国にはね副市長についてね、こういう方が必要だっていうことで公募かけて、選定委員会を作って、基準を明確にしてね、公正に透明に客観的評価を行って、人物を選定していくやり方をしている自治体もあるわけですよ。今の話を聞いていたら秘書を作ってると同じような手法ですね。副市長ですよ。市民の命、暮らし、福祉の増進に、あなたがいう飯塚市の発展に貢献するべき人ですよ。
そういう副市長を探すのにね、なんら試されていない方を、あなたが気に入った、念のために今の副市長と人事課長?初対面でしょう。そういう手法で副市長って選んでいいのですか?あなたはどういう基準でこの副市長を見定めたわけですか?その基準聞かせてください。
[議長]
片峯市長
[片峯市長]
特別職の選定に致しましては、飯塚市政を担う原動力として、本当に私と共にやってくれる方ということで、大きな期待と、そして私自身の責任を持って人選に当たっているものでございます。今回の提案につきましては、ご本人の経験等も考慮し、総合的にこの方をおいて他にないという、判断のもとへ上程させていただいたものでございます。
[議長]
他に質疑ありませんか。質疑を終結いたします。討論を許します討論ありませんか。
[議長]
8番川上直喜議員。
[川上議員]
私は議案第121号に反対の立場で討論を行います。私の立場は片峯市政に副市長は2人必要ないということ。また、市民の立場に立つ女性副市長は必要だという立場であります。この立場から、先ほど質問いたしましたけれども、今、副市長が2人必要だという理由として、3月に片峯市長が挙げた全国的課題、本市だけではない課題の他に、本市の課題として挙げた市立病院をどう維持するか、運営内容の見直し、さらに上下水道の老朽化や老朽施設の改修、改築、およびゴミ処理施設等の老朽化対策について現状はどうなっているのか。この対策をする上で、副市長がなお2人必要なのかについて明確な答弁がありませんでした。
さらに、本来、副市長の選任と議案上程は、先ほどから紹介があったような市長の縁故をたどっての人選で良いのかと、いうことが大きくあります。副市長は、市長と同じように一定の権限を持ち、住民の福祉増進のために一部のものではなく、全体のために働くというそういう使命を憲法上も持っているわけです。片峯市長はかつて、自分の信条は「背私向公」(はいしこうこう)と言いました。ここで発言したこともありますけれども、この背私向公というのは、いわゆる聖徳太子の17条の憲法の第15条の中に「背私向公是れ臣の道なり」とあります。
君主がいた時代、王様がいた時代の言葉を自分の座右の銘とするというわけです。ですから私は片峯市長が「背私向公是れ臣の道なり」ならば、憲法第15条の先ほど紹介した一部ではなく全体の奉仕者として仕事をすると、いうことが大事じゃないかと提起し、背私向公路線についてはやめた方がいいという提起をしたこともあります。それは拒否されました。この「背私向公是れ臣の道なり」の片峯市長の運営に貢献できる副市長を自分の個人的な縁故の中で見出した。そういう、副市長の提案というのは、本当に全体の奉仕者として仕事ができるのかというふうに思うわけです。
むしろ、他の自治体の例がありますけれども、一定の基準を設けて、市長の心の中の基準ではなく、公開された基準に基づいて公募をし、そしてその中から適切な方を集団の叡智の中で選任していく。副市長は選挙がないわけですから、こういうようなシステムを考える必要があると思います。以上で討論を終わります。
[議長]
他に討論はありませんか?5番金子加代議員。
[金子議員]
議案121号に対して反対の立場で討論いたします。今回の議案に対しては本当にいろいろ考えました。まず本当は私は賛成の立場でもあります。男女共同参画が進むということであるなら、本当に私は必要な人材ではないかなというふうにすごく考えました。しかし、一点やはり今のこの飯塚市の規模で2人の副市長が本当に必要なのかと、ずっとずっと考えました。様々な人に会いました。市民の方、また他の市町村の議員の方、副市長が女性である大牟田の方にもあいました。様々な方に会ったときに私はやはり今のこの飯塚市の規模では2人はいらなのではないかという結論に至りました。
飯塚市の職員の方に私は今までたくさんあってまいりました。本当に一生懸命仕事をされている方がたくさんいらっしゃいます。正職員の方、夜遅くまで、21時22時まで働いてる方がいらっしゃる。この前の土曜日も夕方たまたま駅に向かうとしたときに、働いて帰ってる方がいらっしゃいました。本当に一生懸命働いている方がいて、また女性の中にもたくさん素敵な方がいらっしゃいます。副市長が1人でも2人でも、またその中に女性があるなしにしても、男女共同参画は進めていかなければならない大切なことです。
私が1人紹介したいのは、私の知っている市民の方です。シングルマザーとなり、1人でお仕事をしながら子育てをされております。その方がいつも大変明るい方なんですが、この前はぽそっと本当に本当にポツリと「食べるものが大変心配なんだ」って言われました。そのときに私は本当にこの方はいくらで生活しているんだろう。1ヶ月、どんな生活をして、どんなものを食べて、どのくらいの経済感覚でやっているんだろうと思うと本当になんか情けなくなり、この経済格差という言葉が本当に飯塚市でも起こっていることを目の当たりにし、本当に心から怖くなりました。先ほど、年間に1200万円程のお金がかかる、ということを聞いたときにやはり私は、あえてここでは、反対せざるを得ないっていうことに至りました。
もう少し細かい政策が必要です。正職員の方も、本当に大変そうに働いております。しっかりと人事を考えて、一生懸命働いて、何十年もかかって1200万貯める方もいらっしゃいます。それを考えれば、今回は2人はいらないっていうところで、反対とさせていただきます。以上です。
[議長]
他に討論ありませんか。討論を終結いたします。採決いたします。議案第121号副市長の選任につき議会の同意を求めることについて同意することに賛成の議員はご起立願います。
賛成多数。よって本案は同意することに決定いたしました。ただいま選任に同意いたしました藤江美奈さんから挨拶をしたい旨の申し出があっておりますので、これをお受けいたします。藤江美奈さんどうぞ。
[藤江美奈]
ただいま選任議案にご同意いただきました藤江美奈でございます。誠にありがとうございます。改めまして、責任の重さから、身の引き締まる思いがしております。片峯市長が掲げます人口減少時代においても、進化を続ける元気な飯塚市への取り組みを着実に推し進め、飯塚市の明るい未来に繋げていくため、職員の皆様と一緒に、片峯市長をしっかり支え、飯塚市の発展のため、全力を尽くしてまいる所存でございます。市議会議員の皆様、そして、市民の皆様も、ご理解、ご協力を賜りますよう、お願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、私の挨拶に代えさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
藤江美奈氏は2022年1月1日をもって副市長に就任されます。
おめでとうございます。ご活躍をお祈り申し上げます。
質疑応答の流れからすると、
①公募情報はなし
②パイプのある方の紹介を通じて市長と会食し、お気に召されたら議会に提案
③会議で採択決議
こういった選考フローで採用されたということですね。今後社会を担う若者に胸張って言える内容でしょうか。
一般的には
①募集要項、採用条件、選考フローの公開
②複数回の面接または試験、面接
③採用会議
上記流れと思われます。
飯塚市における副市長の選定はどうやら特別のように思います。
「男女共同参画社会」を謳う組織のトップとして、何ら疑問の生じないプロセスとお見受けしました。
このような人選フローを自信満々で議会に提案するのはさすがに変えていくべきだと思います。