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  • 執筆者の写真nakao

議員定数問題はどうなる?意見の分かれた提案内容を紹介します

飯塚市の市議会議員定数問題について、今後どのような着地点を目指していくのか。

現在、議員によって意見が分かれている状況にある。本記事では議会でどのような案が出ているのかを簡易的に図示し、飯塚市民の皆様には考える参考材料にして頂きたい。


図を見て頂く前に、以下の経緯をご覧いただきたい。


【議員定数に関する経緯】

◎2019年6月議会「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例

→次回の選挙から議員定数28人⇛24人へ 4減(賛成21:反対6)

賛成多数で可決

(次回の選挙から定数24が決定)


◎2021年9月議会「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部改正を求める請願

→一旦24人と決まった定数をもう一度28人に戻す

継続審査

(じっくり検討することを選択)


◎2022年3月議会「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部改正を求める請願

→一旦24人と決まった定数をもう一度28人に戻す(賛成13:反対12 棄権2)

賛成多数で採択

(28人に戻す案が採択されたが法的拘束力はなし)


◎2022年6月議会

「議員定数をはじめとして市民にとって最適な議会のあり方の検討に関する決議(案)

→市民と意見交換を行う機会を設け、検討を行った上で結論を導き出す

6月27日に採決(②)

(市民の代表である我々議員が再び市民の意見を聴くことなく議決を覆すことはできない:提案議員)


「飯塚市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例

→一旦24人と決まった定数をもう一度28人に戻す

6月27日に採決(①)

(市民から意見を聴くには時間がかかる。意見交換は改選後にしっかり行う:提案議員)



 

パターン① 請願採択によって多数を占めた28人に戻すべき

 
 

パターン② 定数は令和元年に決した24人のままで、まずは市民の声を聴くべき

 

※実は先日行われた議会運営委員会(議会の議事進行などを決める会)で、決議案②と、条例案①がどちらも賛成多数になると矛盾をきたすとして、先に決議案②の採決を行って、こそで賛成多数になった場合は条例案①は今議会では採決を行わないことが決まりました。

 

パターン③ ①、②を共に採決する。仮に共にねじれた場合は条例案を優先する

 
 

ポイント

10万人規模の市で、市民一人ひとりに意見交換するのは現実的ではない。

地区ごとの代表者に意見交換すればよい。ではそのHow toを考えよう。


  • アイデアA:直接足を運んで、対面で意見交換を行う

  • アイデアB:zoomなどのWEBツールを活用する

  • アイデアC:対象者を一か所に集めて、まとめて意見交換する


大きく上記3パターンが思い浮かぶ。

まずはアイデアAの場合だ。最も非効率だろう。意見交換箇所を12か所程度と仮定すると、アポイント調整の期間を考慮すれば6カ月ほど見込む必要がある。


アイデアBはzoomなどのWEB会議ツールを使った方法だ。スマートフォンかパソコンかタブレットかのいずれかを所有していることが条件になる。場所を確保する必要が無く極めて簡単。録画ができて、言った言わないの不毛な争いを避けるメリットもある。


アイデアAとアイデアBは誰が聞きに行くかによって答えが変わる可能性があるならば、議員が足を運ぶべきではないと思料する(賛成派、反対派が両方参加するならその限りではない)。フェアな意見交換が望まれる。


アイデアCは最も簡単かつ高効率な方法だろう。1日で終わる。議会が主催し、その日しっかり時間をかけて地区の代表者、市民の代表者(議員)同士で意見交換をすればよい。


どの選択肢にもメリット・デメリットはあるだろうが、速やかに効率的に進めて頂きたいものである。


 

4年任期の最後となる本年度、次期選挙に向けて各市議会議員は準備も進めているだろうと推察する。議員定数問題は、最適な議会の在り方を検討するための解の追求だ。そこを忘れてはならない。


ちなみに議員定数問題で、市民からの請願で24人→28人に戻す案が一旦採択されたわけだが、もし24人で運営するとなるとどのような事態が想定されるのかを考える。以降は飯塚市の話題から脱線してゲームの話をしよう。


賛成多数で採択!

という言葉は聞き慣れていることだろう。多数決のゲーム理論において、バランスの均衡は前提条件の重要な要素になる。

集合体の強さは、集合体の構成数(自然数)に比例する

という条件を付与したとしよう。

まず、1クラス24人の学級内で4チームに分かれる。

Aチーム(6人) vs Bチーム(13人) vs Cチーム(2人) vs Dチーム(3人)の4チームで多数決勝負するとしよう。

人数のバランス悪いからダメじゃないか?

否、そんなルールはないから問題ない。

いざ多数決してみると、Bチーム所属の誰かが寝返らない限り、何度勝負しても永遠にBチームが勝ち続ける結果を生む。

これが議会だとしたら?

濃い討議内容であっても、全てはBチームの結論に依存するということになる。

ボイコットすればいいんじゃないか?

否、過半数が出席しているから他チームがボイコットするのは無意味なのである。

  • 会議公開の原則

  • 定足数の原則

  • 多数決の原則

  • 一事不再議の原則

  • 会期不継続の原則

これら地方公共団体の議会運営の原則をうまく活用するには数が大事なのである。(個人の見解です。間違えていたら申し訳ありません)

市議会議員は市民による投票数の多い人順に当選する平等なシステムだ。議員としての活動を視野に入れた場合、選挙前からゲーム条件を考慮した上で行動するのは賢い選択であろうと考える。それが市にとって、市民にとって良いか悪いかは市や議会の働き次第だろうけれども。


何人が最適かというのは誰にも分からないだろう。しかし、何人が最適かどうかを議論するとき、人数という数字の裏には、様々な事柄が関係してくることを考えながら見ていくと興味深いものである。

無論、本記事はフェアに物事を考えるきっかけになってほしいと願い記載している。飯塚市議会の派閥が云々などさすがに知り得ないが、できれば議員全員のアツい想いを、一人でも多くの市民に紹介していきたいと考えていることは最後に付け加えておく。

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