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執筆者の写真nakao

【AIを用いたコメント分析の結果】税金の使い道についての透明性=いわゆる説明を求める声多数確認。

10月4日(火)から11月3日(木)までの1ヶ月間行ったアンケート「新体育館の移動式観覧席発注について」で市民の皆様よりいただきたコメントについて分析しました。


【アンケート結果報告】の詳細は以下の記事から確認できます。


【コメント分析】

頂きましたアンケート回答におけるコメントを分析した結果を以下にまとめます。

AIを用いたワードクラウド(文章の形態素解析及び可視化)の結果は以下の図のようになりました。解析にはAIテキストマイニングbyユーザーローカルさんを活用させていただきました。

スコア値の大きい順にフォントサイズが異なります。単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表します

コメントなので当然かもしれませんが、個人の考えを記載いただいたものが占めています。次にワードクラウド上の頻出単語のうち、「疑う」、「調べる」、「求める」という動詞が多く用いられていました。


文章中での使い方として共起するキーワードの可視化は下図を得ました。

「働くー納める」の共起性が高いことから、税金の使い道についての透明性=いわゆる説明を求める声が多いことが分かると思います。

 上図で示したような図はコメント文章からの言語解析結果です。記事を書く個人の主観要素を完全に除いたフラットな目線から分析ができることに利点があります。(こういったデータから感情認識への応用解析ができ、デジタルマーケティング分野で用いられています)

全員が納得する方法を模索するのは非常に難しいことですが、マクロな視点から何が注目されているのか、何が共有因子なのか、そしてそれをどうすれば解消することができるのかのヒントとして活用することができます。情報分析という観点では、飯塚市には公式のLINEがあり多くの市民が登録している状況です。既にある程度の情報基盤は構築されているようなものですから、市も議会も情報データをどのように上手に活用するかは今後の動向に注目していきたいと思います。


 一方、アンケートのコメント結果を本記事で紹介しておりますが、アンケート自体は任意回答としており必ずしも記載する必要はなく、賛成 or 反対、それだけでもアンケートとして回答可能というものでした。

 民間のユーザーアンケートでは回答するというcontributionに対し、確率的にでも何らかのアドバンテージやメリットを得られる設計がされていると思います。それが無いにも関わらず半数以上の方からコメントを頂きましたこと改めて御礼申し上げます。

 議員全員が本記事をご覧になっているかどうかは分かりませんが、こうやって市民の声を掲載すること、議員の目に入る状態にすることには大きな意味があると考えます。今後も注目度の高い件に対してはできる範囲で記事にしていきたいと思っています。

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