飯塚市議会は6月27日(木)に行われた6月定例会最終日、議員定数を現行の28から24に4減する条例改正案を賛成多数で可決しました。
最終日、反対討論に立った議員は金子かよ議員、川上直喜議員。
そして、賛成討論に立った議員は藤堂彰議員、藤間隆太議員、佐藤清和議員でした。
【反対討論、賛成討論、採決の様子】
議員定数をめぐっては定数を4減することでの「経費削減」をとるか、減らすことなく「多様な意見の反映」をとるかで議論が続いていました。飯塚市議会では2019年の6月議会で一度24人に減らす条例改正案を可決したのち、市民の声をきっかけに2022年に28人に戻した経緯があり、2023年の改選後、一年近く慎重に議論が交わされてきました。
議論の中で広く市民の声を聞く必要があるということから、市民3千人を対象にアンケートが行われ、回答のあった873人のうち481人が「減らした方がよい」と回答。現状維持は142人でした。
アンケートだけでなく直接市民の意見も聞いてほしいという請願が市民側から出され、特別委員会で審議を重ねましたが、3月議会ででた結論はいずれも賛成:反対=10:14で否決となっています。
議員定数についての考え方は様々あります。本当に飯塚市の議員は28人必要なの?という声や、他の議会の定数はどうやって決まってるの?と考える方。定数が減ると新しい方が挑戦しずらいのでは?という人もいれば、減ると多様な声が反映できなるのではという声も。また、議員定数はいまいる議員だけでなく、これから議員になる可能性をもっている市民全体の声を丁寧に聞く必要があるのでは?という意見もありますね。
今回の決め方や結果についてあなたはどう考えますか?
今回の記事では最終的な採決の結果や請願の可否だけを報告しましたが、議論の過程も見てみたいという方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。6月議会最終日の討論と採決の様子の動画です。
【反対討論、賛成討論、採決の様子】
賛成討論、反対討論を聞くと、それぞれの立場の主張がはっきりわかると思います。
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