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  • 執筆者の写真tasuke

ゆめタウンの開業、新体育館の完成など片峯市長が令和4年度の市政方針を語る



2月25日(金)、飯塚市議会初日に片峯市長による市政方針説明が行われました。毎年、年度初めとなる3月議会では、市長から今年1年どのように飯塚市政に取り組んでいくか、その意気込みやビジョンが語られます。それらビジョンを具体化するための施策として「ゆめタウンの開業」や「新体育館の完成」など多くのキーワードが語られました。


飯塚市議会の本会議は飯塚市役所7階の「議場」にて開催されます。その本会議の初日、片峯市長による施政方針説明が行われました。施政方針説明とは、これから1年間どのような飯塚市政を目指していくかを公にする場です。約30分間、片峯市長自らその意気込みとビジョン、具体的な施策、予算などを説明します。


まず、新型コロナウイルスに対する感染防止策と経済対策を再優先課題とすること、アフターコロナを見据えた新しい社会の仕組みづくりにも迅速に取り組むことなどを宣言。そして、令和4年度は飯塚市の魅力を多くの方々に広く発信する年とし、進化を続ける自治体!全ては市民と未来のために!支え合い、助け合い、愛がつながるいいづかの実現に努めると力強く語りました。


このあと市長は「人権・市民参画」「行政経営」「健幸・子育て」「地域経済」「教育・文化」「都市基盤・生活基盤」「自然環境」の7つの項目に分けて具体的な施策と考えをのべたのですが、かなり広範囲に渡る内容なので、以下に7項目に分けてキーワードを抜粋しています。ざっと御覧ください。


【人権・市民参画】

飯塚市部落差別をはじめあらゆる差別の解消の推進に関する条例/第3次飯塚市人権教育・啓発実施計画/人権教育・啓発/人権尊重のまちづくり/第2次飯塚市男女共同参画後期プラン/男女共同参画推進センター「サンクス」/女性活躍社会の実現/イクボス事業/地域の課題を自ら解決できるような市民の力や地域の力を醸成/自主自立した協働のまちづくり/飯塚市交流センター整備実施計画/行政手続きのオンライン化/AIを活用した窓口業務の改善/ホームページやSNSの活用


【行政経営】

企業や大学、NPOなどの機関と実効性のある公民連携を推進/デジタル人材を育成/AI・RPAなどのICTを積極的に活用/多様な人材が活躍できる職場づくり/業務の見える化/業務の効率化と働き方の変革/嘉飯圏域定住自立圏共生ビジョンの見直し/公共施設の計画的な維持管理/用途廃止した未利用財産の売却や有効利活用の推進


【健幸・子育て】

健幸ポイント事業/運動教室の充実/国民健康保険事業/飯塚市立病院/高齢者のフレイル対策の推進/介護保険事業/子ども家庭総合支援拠点を設置/飯塚市子どもの貧困対策推進計画の策定/筑穂保育所を筑穂中学校敷地内の新園舎へ移転/放課後児童クラブ/障がいに関する正しい理解の促進/第3期飯塚市地域福祉計画の策定/生活困窮者自立支援制度、生活保護制度による支援/各種制度を活用できるよう周知に務める


【地域経済】

農業の振興について組織的活動への支援、多様な担い手の育成・確保に向けた支援/劣化状況評価、地震・豪雨耐性評価を実施/森林整備基金や福岡県の荒廃森林整備事業を活用/新卸売市場を地域の物流拠点として、円滑な運営と売上拡大に努める/ブロックチェーン技術を活用した開発支援、実証事業支援及び人材育成など新産業の創出を推進/企業の海外事業展開及び外国人材受入の促進/積極的な誘致活動/公営競技事業については民間活力を活用したさらなる経営の効率化・健全化を図る/消費喚起対策や中小・小規模事業者の事業継続支援/空き店舗対策や各種イベント等により、まちなかの賑わいを創出/新たな地場特産品を発掘して「いいづかブランド」として広く市内外へPR/筑前茜染/ふるさと納税の返礼品としてもアピール/SNSや観光ポータルサイトの活用/各種団体が自治体の枠を超えて連携する広域観光ルートの構築/若者仕事サポートセンター筑豊ブランチ


【教育・文化】

小中一貫教育を基盤/早寝・早起き・朝ごはん/地域とともにある学校づくり/積極的に食育を推進/AI時代に対応したプログラミング教育/グローバル化に対応した英語教育/ICT活用による効果的な学習/特別支援教育支援員の配置/生涯学習の振興/生涯学習指導者の育成/気軽にスポーツに触れる機会の創出/新体育館の完成を目指す/飯塚市文化会館の大規模改修工事/嘉穂劇場について運営再開に向けて建物の修復及び新たな活用策の検討/古代山城サミットの開催/姉妹都市米国サニーベール市への中高生の派遣/在住外国人が地域から孤立しない共生社会


【都市基盤・生活基盤】

避難所における生活環境の向上/市民備蓄の啓発/国・県・市で緊密な連携を図り浸水対策/防犯意識向上を図る啓発活動/令和5年度にゆめタウンの開業が予定/飯塚駅周辺地区整備基本計画/老朽化が著しい市営住宅の計画的な建替えや改修/空き家対策「飯塚市空家等対策計画」/コミュニティバス、予約乗合タクシー、エリアワゴンの運行/飯塚市公園等ストック再編計画/八木山バイパス4車線化の早期完成による福岡都市圏へのアクセス強化/市内県道の整備/都市計画道路の整備/水道事業/飯塚市下水道ストックマネジメント計画


【自然環境】

環境にやさしいまちづくり/市民、団体、事業者等と協働・連携し、SDGsの理念を踏まえた循環型社会/ごみ処理及びし尿処理施設、並びに火葬場の各施設のあり方/住みたいまち、住みつづけたいまち/本物志向・未来志向のまちづくり


以上の考えより令和4年度の年間予算額は、

一般会計809億4,600万円

特別会計552億7,618万4,000円

企業会計95億6,862万6,000円

総額1,457億9,081万円と発表。


以上が飯塚市が今年1年に行う具体的施策の一部です。ご覧になってどのような感想を持ちましたか?ビジョンを実現するために具体的な施策が示され、その施策を行うために年間の予算額が計上されています。


しかし、これらの市長が考えるビジョンと施策は現段階(初日)では提案に過ぎません。これらの提案を議論して実行に移すべきか、修正を加えるべきか、見直すべきかを決めるのは「議会」です。その意味でも今回の3月議会は重要な議会といえます。


市長の施政方針説明を踏まえて、これから行われる「代表質問」や「一般質問」、「委員会での質疑」を見てみるとまた違った見え方ができるかもしれません。ぜひ3月18日まで行われる3月議会を注目してみてください。



 


動画:飯塚市議会 令和4年第1回定例会(初日)



片峯市長の令和4年度施政方針説明全文(参照:飯塚市ホームページ)



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